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May 20, 2009


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Twitterいまのところ

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このblogのメインページの右側のフレームに置いたので
気付いているかたも多いと思いますが
いまごろになって、Twitterを始めた。

かなり前から、いろんな人に勧められ、誘われ
関係者に言われても始めなかったんだけど
食わず嫌いもよろしくないと思って、始めてみた。


ずっと始めなかったのには、理由がある。
このblogで充分だと思っていたからだ。
充分というか、守備範囲の限界を感じているからだ。

過去に、食わず嫌いもよろしくない、と始めてみて
あっという間にやめてしまったサービスが幾つあることだろうか。

このblogだって、忙しいと更新が止まってしまう。
ほかのサービスをやっている時間があるくらいなら
このblogを更新しようと思った。
読んでいただいている人も、ありがたいことに大勢いるわけですし。


で、3週間くらい前に始めたTwitterだけど
いまのところ、始める前に持っていた感覚と、なにも変わらない。

「呟いてどうすんねん?」

と思いながら、いまもたまに呟いている。


いや、よくわかっている。
Twitterは、ただ「呟きを発信」するだけのサービスではなくて
「呟きを元に、コミュニケーションを発生させる」サービスだ。


例えば、僕がいま、高校生とか大学生だったりして
なんかのサークルやら、団体やらに所属していたら
素晴らしいツールだと思う。

朝、「今日、渋谷に行くんだけど」と呟けば
「オレも一緒に行くよ」と声が届くだろうし
「ここ行ってみれば?」という声もあるだろう。

「いまから学食!」と呟けば、学食に友達が集まってくるだろう。

こんな使えるツールはないと思う。

さっきも、オノ・ヨーコさんが、来月やるライブで
どんな曲を演奏してほしい? と呼びかけていた。


だから、「向き不向き」があると思うし
少なくとも僕も「不向き」ではないと思うんだけど
あまりいまのところ「向き」とは思えない。


1つあるのは、通常の付き合いでも
僕は、誰かと2人だけ、というのが好き、ということだ。
グループ的なわいわい感が、あまり好きじゃない。

もしかしたら僕は、「あることに対して
みんながどう思ってるのかな?」ということに
あまり興味がないのかしら、とも思えてきた。

多くの人から軽い反応が返ってくるよりも
「誰か」とわかる相手からの、しっかりした意見がありがたい。

あれ、ずいぶんなところに気付いちゃったなあ......。
ま、それだけでも、やってみてよかったのだろうか。


そんなこともあって、フォローしている相手を少なくしてるんだけど
それが、価値をちゃんと受け止められてない理由でもある気もするし
とはいえ、いっぱいフォローして、わーわーわーわーと
ぐちゃぐちゃになっちゃうのはどうかなあとか、そんなことないかなあとか。

このへん、ブラウジングだけでも、グループ分けできればよいのになあ。
複数アカウントなんて、持ちたくないし。できない性分だし。


とはいえ、blogに書くまでもない、ちょっとした思いつきを
ぼそっと呟くのは、悪くないなあと思った。
僕のblogは、それなりに長い文章が中心だし。
それを補完するメディアとして。
ま、かなりいまいちな使い方だけど。

例えば、さっき、ふと、仮面ライダー(masked rider)というのは
実はウイルスと戦っているというか、インフルエンザ防御スタイルだなあと
思ったが、blogに書くことでもないし、誰かにメールするのもヘンだし
それを元に、コントに拡げるお笑い芸人でもないので、Twitterで呟いてみた。

しかし、「で、なんなの?」と思ってしまう。

自分で呟いておきながら。


Twitterというのは、プラットフォームとしての可能性が
ものすごく大きいサービスだと思う。そちらで伸びていくだろう。
APIの公開が早かったから、みんながいろいろ作れる状態になっているし。

例えば、僕がなにか面白いコミュニケーションサービスとか
コミュニティのサービスみたいな、ちょっとしたアイデアを考えたとして
それを1から作るくらいだったら、Twitterの仕組みを使って
作っちゃったほうがいいかなあ、とすら思えてくる。


Twitterというのは、まず、いまのメインのサービスを
ユーザーの反応を受けて、少しずつ、より使いやすく、面白くしていく
言い換えれば、よりコミュニケーションが誘発されるように進化していく
というのを主軸としながら、抱えている多くのユーザーのアカウントとシステム
様々に発生していく外側のクライアントアプリやウェブアプリによって
コミュニケーションの、プラットフォームになっていくのだろう。

自らのサービスの機能をシンプルに絞っているところと
APIの早期公開が、これから伸びていく大きな理由になるんだろうなあ。

そのプラットフォームとしての発展を見ていたいから
少なくとも、もうしばらくは、使い続けてみようと思う。

そのうち、なにかを発見するかもしれないし。


と、blogで長く呟いてみました。


Posted by eno at May 20, 2009 12:52 PM


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