enoblogbanner2011.png
kenjienotwitter.png


April 08, 2009


linepen.jpg
友人。

sakuraroad.jpg

旧友と会う。


旧友と書くと、昔「の」友達みたいだが
いまも仲よくやっている。
いや、いまからも仲良くやろうと思い、会った。

彼とは5年ぶりとなるからだ。
ずいぶん、間が空いてしまった。


彼と初めて会ったのは、いまから20年くらい前。

20年前の話をして、笑ったり、驚いたりした。


ふと思う。
20年前に知り合っていて、いまも会うような
友人は、いったい何人いるのだろう。

子どもの頃、家が近所だったとか
学校が同じだったとか、そういう関係ではなく。


その頃、僕は雑誌で連載のページを持っていて
取材で会いに行ったのが、そのきっかけだった。

まだ、開発会社の頃。
まだ、学校の講師もやっていた頃だ。
まだ、中目黒にオフィスがあって。
だけど、住んでいたのは恵比寿だった。


20年というのはさすがに長い。
思い出すときの、その感覚が、かなり遠くを見ている気がする。


互いに、その頃があり、その後があり、いまがある。

変わらないところもあれば、変わったところもある。


最後に、彼と会った5年前は、彼には子どもがいなかった。

「子ども持ちなよー」と言った。
「いや、どうだろうー」など言っていた。

それが、いまは、もう3歳になる男の子がいるという。
何故か、ものすごく嬉しい気持ちが溢れる。

少なくとも、20年前に、互いが子どもの話を
20年後に、するとは思ってもいなかった。


人に歴史あり、とは言うが
人と人にも歴史はあるものだ、と思い、別れた。

こんどは、来週か再来週に会おう、と言って。


上のYouTube。

たまたま、海外のリンクで見つけた映像。
(こちらまで楽しくなるので、ぜひ見てほしい)


『きみとぼくと立体。』を思い切り楽しくプレイしている。
(この映像にある英題は、正式なものではなく、彼が付けたもの)


その姿が、あまりにも楽しそうで、いいやつそうで。
なんだか、嬉しくなって、メールを送った。

YouTubeのメッセージサービスを使うのは生まれて初めてだ。


しばらくすると返事が返ってきた。
アメリカに住んでいて、日本のwiiを持っていて
『きみとぼくと立体。』を楽しんでくれているそう。

近々、全ステージをクリアするぞ、と書いてあった。
音楽も良いと書いてあった。
僕が作曲しているとも知らないだろうに。嬉しいことだ。


友人が1人増えた。

いや、まだ友人ではなく、ただの知人だ。
友人の候補。仲良くなれるといいなと思う。


このYouTubeでしか見たことない彼は、これが初めての出会いだ。

初めて出会うのが、YouTubeで。
初めてのコミュニケーションがメール。


20年経つと、出会いはずいぶん変わるものだ。

彼とも、20年後、このときを思い出して、笑ったりするのだろうか。


Posted by eno at April 08, 2009 08:27 AM


そのほかのブログ記事(最新30)