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July 02, 2008


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ホワーレに包まれて。

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先日、人に「香り」を伝えようとしたことがあった。

とあるところの樹木が、いい香りではあるが、少し変わっていたからだ。

しかし、それをうまく伝える表現がない。


香りって、なんで表現手段がないのだろう。

「花のような香り」とか、そういう、直接的な表現しか存在しない。
もしくは、「おいしそうな香り」とか、感情的なもの。


例えば、味であれば、「にがい」とか
「甘い」とか「辛い」とか、いっぱい存在するわけだ。

視覚になれば、それはもう山ほど存在する。

おや、聴覚は……と思ったが
高い音、低い音、固いとか柔らかい、というのもある。
透明感のある音だね、なんていうときもある。


しかし、香りは
くさいとか、いい香り、というくらいで
なぜ、ほかに表現がないんだろう。

繰り返すが、「コーヒーのような」とか、そういうものではなく。
逆にいえば、「コーヒーのような香り」とか「リンゴのような香り」とか
表現できてしまっている時点で、香りというのは
ずいぶん、いい加減なのかも、と思ってしまう。

もし、視覚的な表現として
「リンゴのような形」って言ったら、もうそれは
絶対、リンゴにかなり似た形状をしているわけで。


それは、なぜだろう?


せめて、味と同じくらい
ざっくりとしたバリエーションがあってもよいはずだ。

じゃ、考えよう。
定義しよう。


1)「ホワーレ」:花の香り

2)「シャバダン」:レモンなど柑橘系フルーツの香り

3)「ラパダン」:トロピカル系フルーツの香り

4)「ベリゾン」:ベリー系フルーツの香り

5)「クレメール」:ケーキなどの甘い香り

6)「ラネッチェ」:シナモンやクローブなどスパイスの香り

7)「ベラレーレ」:コーヒーやチョコなど、焦げの香り

8)「トリュホーゼ」:トリュフの香り

9)「セバーン」:樹木、森林の香り

10)「モワンタス」:動物の香り

11)「ヒューマンタス」:人間の体臭

12)「サヴァッテ」:魚の生臭い香り

13)「ゲバレスティ」:排泄物やおならの香り


このくらいあれば、だいたい足りるのだろうか?

みなさん、明日から、使ってください。


ケーキの箱を開けて「う〜ん。クレメール」

誰かのオナラを感じたら「ゲバレスティ!」


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そういえば、昨日、紹介した、デモ曲ですが
Googleの転送量かページビューのリミットを超えてしまって
一時的にダウンロードできなくなったようです。

なんだか、限定販売みたいですね。
無料とはいえ、ヒットしたみたいで嬉しい。
しばらくしたら、回復する……と思います。


Posted by eno at July 02, 2008 06:08 PM


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