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August 23, 2007


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絶景と花の山ホテル

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オーストラリアで、後半3日間泊まったのは
「Lilianfels Blue Mountains」というホテル。

あのオリエント・エクスプレスがやっている
リゾートということで、大変期待して行った。
(オリエント・エクスプレスのホテルは世界中にいくつもあります)

ホテルから、歩くと、もしくは谷をちょっと下るとすぐに
ものすごい景色(前のエントリであるあの山々)が
ドーンと広がるという、そのロケーションは素晴らしかった。
1000メートルの高台のほんとにキワにあるので、絶景。

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ホテルから出て、ホテルの裏手からちょっと歩いたら
すぐに上の写真のような景色が広がっている。

ウォルシュ湾ぞいの「Sebel Pier One」では
毎日、海沿いを歩いたように、こちらでは、毎日、谷沿いを歩いた。
谷沿いというか、崖沿いというか。


部屋のインテリアは、好みあるだろうけど
ここまでやられちゃうと、なんだか納得いった。参ったというか。
50代のイギリスのおばさまとかが、いると画になるんだろうね。

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ヨーロピアンがいきすぎて、ファンシーというか、なんというか。
一転して、夜、ライトを1つだけつけると、デヴィッド・リンチの世界になる。
いききっているから、そうなるんだろうね。


このホテルで、なにより素晴らしいと思ったのは「香り」の演出。
ロビーに入るとすぐに香り。
エレベーターを出てもそこに香り。
ホテル中にどこでも、いつもいい香りが漂っているんだけど
それが、なんとぜんぶ「花」によるもの。リアルな花。

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ホテルのあちらこちらに、花があって
それが見た目にも美しいんだけど、香りを演出している。
フラワーホテルと呼んでもいいくらい。
これは、素晴らしいアイデアだと思った。


ただ、唯一、とはいえ大きく残念だったのは「人」。
なんか、冷たい印象を受けたんだよね。
すごくいい感じの人も1人だけいたんだけど。
その方以外は、みんなちょっと冷たい。

最初は、そういう方向性の思想なのかと思ったんだけど
クールでありながら、すごく丁寧に、こちらを扱ってくれるわけでもなく
フレンドリーに、楽しく接してくれるわけでもなく。
人の部分だけは、どこかのビジネスホテルみたいだった。残念。
そこが良ければ、他のオリエント・エクスプレスのホテルにも
泊まりたいなあと、リピーターになるのに。

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うーん。ホスピタリティがなあ。
ただのその1点だけなんだけど、その1点はあまりにも大きい。残念。


Posted by eno at August 23, 2007 01:31 AM


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