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August 22, 2007


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小さくて気持ちのよい区域

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前にも書いたがオーストラリアの最初の3泊は
「Sebel Pier One」という、ウォルシュ湾ぞいのホテルだった。
上の地図の、薄紫の部分がホテル。

歩いてすぐ、ハーバーブリッジがあって
その周囲には、公園の芝生があって
さらに歩くと、海際の飲食店街があって
その奥にはロックスの街があって
もうちょっと行くと、フェリー乗り場があって
サーキュラー・キーという電車とバスの駅がある。
その向こうには、オペラハウス。

そして、なによりも、常に海があるということだ。

ホテルのロビーを出ると、遊歩道があって
その横は、もうウォルシュ湾。
いつでも、海というか、水を見ることができる。
その、ロケーションが、すごく気に入った。
ただ、それだけなんだけど、それがすごく良かった。

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毎日というか、一日に何度も、ホテルから
湾にそって、水際を散歩をした。

ぶらーっと歩いて、歩いてから、なにをするか決める。
フェリー乗り場まで歩いて、フェリーに乗ったり。バスに乗ったり。
歩くのを止めて、景色を眺めたり。
ベンチに座ったり、石に座ったり、芝生に座ったり。
海際の店で食事をしたり、ロックスの街で食事をしたり。

たまたま、大きな船が来たから、眺めるとか
たまたま、美味しそうだったから、食事をするとか
たまたま、鳥がいっぱいいるから、休憩とか。

なんだか、そんな感じがよかった。


よくロールプレイングゲームで
最初は、行ける場所やルートが制限されていることがあるが
まさに、そんな感じだった。

ホテルと、あの片道15分くらいのルートがあれば
もう、それでいいんじゃないかと思った。
そのくらい、楽しめた。


なんだろう。

オーストラリアという大きい国の
シドニーという大きな街の中で
「ここは自分のエリア」みたいな、感じがあったのかなあ。

そのくらい、あの小さな区域はよくできていた。
なんでもあった。そこから、どこにでも行けた。
居心地がよかった。

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公園のハーバーブリッジをくぐったところ。
ここの芝生で、よっこらしょと、休んでいると
目の前に大小様々な船が行き来し、鳥たちがやってきて去っていって
ジョギングする人や散歩する人がいて、遠くに飛行機が飛んだりする。
そんな、小さな気持ちのよいパーフェクト。


Posted by eno at August 22, 2007 11:34 PM


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