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March 23, 2007


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通信簿

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家に帰って食事。
息子が2年生最後の日だった。
次に行くときは3年生だ。

とまあ、そんくらいの気分でいたんだけど
突然、息子から通信簿を差し出される。
あわわわ。
あわてふためく。
そうか。それがあるのか今日は。
たまたま帰ってきてよかったよ。


通信簿の中を見る。
パラっと2つ折りを開く。

1学期に比べ、2学期にへこんだ部分が
3学期では戻っている。がんばったなあ。

で、なんかコメント言わなきゃ。
えーと、えーと。
あわわわわ。
息子、オレの目、見てるじゃん。
オレのコメント、待ってる。


最近、こんなことを書くのが多いような気もするが
父親としての自覚というか、役回り認識していないんだよなあ、きっと。

ちょっと前までは、子供だったのよ。
小学校とか中学校とか行ってたんだよ、自分も。
そして、高校中退して、会社作って
なんやかんや忙しいうちに、結婚して、子供ができて
赤ちゃんだねーとか言っているうちに、幼稚園に入って
あいうーとか、ドレミーとか、ワハハと笑ってるうちに
小学校入って、もう小学1年生かあ、とか思ってたら
もう2年生が終わるんだもん。

早いって。
早すぎるよ。

けっこう前のことではあるけれど
オレだって、父親に通信簿見せて、コメント待ってたんだもん。
それがもう、そっち側なんだよね。

なんでだろ?
他のことは、それなりに普通に父親できるというか
自然にしていると思うんだけど
こういう、通信簿見て「えーと」みたいなのは
用意がないっていうか、わー困ったなあ。

うちの親父は、どんな気持ちだったんだろうか。
なんか、疑いもなく、立派に親父している感じがしたけど
それはそれで、わー困ったなあ、とか思っていたのだろうか。
いや、そんなことない気がするなあ。
もうちょっと立派だったように思える。

うちの息子も、将来、わー困ったとか思うのかなあ。


言葉が見つからないまま
ぱたんと通信簿を閉じて
ただ息子の頭を抱きしめた。


Posted by eno at March 23, 2007 12:39 AM


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