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February 27, 2007


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タオル

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早い時間に家に戻って、家族で一緒にご飯を食べた。
(その後、こうやって夜中にオフィスに戻ってきてるんだけど)

食事が終わり、息子が風呂に入る時間になる。
一緒に風呂に入ろうと誘われ、1週間ぶりか10日ぶりくらいに
息子と一緒に風呂に入った。

風呂を一緒に入ろうと誘われるのは、嬉しいもんだ。


いつもは、スーパーボールとか、洗面器なんかで遊んだりするんだけど
ちょっと真面目に、勉強のことや、将来のことなどを話し合った。

まだ、小学校2年生だから、そういう話をするのはいつもちょっと戸惑う。

あまり先々のことを考えさせたりするのは、よろしくないのかなあ。
いやいや、ある程度、リアルなことをゆっくりとでも考えさせるべきかなあ。

そんなことを考えながらも
いろいろと伝え、いろいろ聞いてみた。

ちょっと難しそうな顔をする息子。
ちょっと戸惑う表情の息子。

そうだよなあ、まだ2年生だもんなあ。
とか思いつつ、「まだ2年生」と考えすぎるのもどうかなあとも思う。


浴槽からザバンと出て、横に並んで身体を洗う。

息子がシャンプーを始める。
たかが数年前は、自分でシャンプーすらできなかったんだよなあ。


息子の頭にシャワーをかけてやる。
髪についた泡が、さーっと流れて落ちていく。

片手でシャワーを持ち、息子の頭を流しながら
ちょこんと置かれた息子のタオルを、タオル掛けにかけてやる。

息子の髪から泡が消えたので、シャワーをきゅっと止める。

自分も髪の毛を洗おうとすると、息子の声が聞こえる。

「どこ? どこー? どこー?」

横を見ると、目をつむったまま、手をばたばたさせている。
なにをしているのかと思うと、どうやらタオルを探しているようだ。

「ここだ、ここ」と、タオル掛けから息子のタオルを取って渡すと
慌てて、タオルで目を拭いている。
やっと手にしたタオルで、目を拭いている。
必死に目を拭いている。


心が苦しくなった。

ごめんな。
次は、もっとお風呂で楽しい話、しような。
せっかく誘ってくれたのに、ほんと、ごめんな。


Posted by eno at February 27, 2007 03:54 AM


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