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July 21, 2006


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和菓子メディア

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和菓子が好きだ。
和菓子はコミュニケーションだ。

子どもの頃は和菓子が好きだった。
身の回りのケーキが美味しくなかったことが理由。
その後、成長して美味しいケーキに出会って
ケーキと和菓子の比率が、ケーキが多くなったが
また、和菓子がいいなあと思うようになった。

和菓子は、おつかいものにいい。おみやげにいい。

外に打ち合わせに行くとき
時間があれば、なるべく持って行くようにしている。

今やっているプロジェクトでも、リーダーとして
毎度、人数分持参して、打ち合わせの友としている。
もう20回以上、毎度違うものを選んで持って行っている。

ケーキは会議中に食べるのは難しい。
プリンなどのカップ類は、あまりバリエーションがない。
シュークリームだと、クリームがこぼれたりして恥ずかしい。

そんなとき、和菓子はいい。
パクパクと食べても、あまりふざけた感じがしない。
何口かに分けてもいいし、一口でも食べられる。
袋を破ってカラメルをかけたり…などの手間がいらない。
パクっと素手で、いけてしまう。

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そういう打ち合わせ目的の和菓子もよいが
こっそり自分で、または身内だけで食べる
お愉しみ菓子も、とても楽しい。

打ち合わせの友は、ちょっとは量も必要だし
あまり繊細な味は似合わないが
お愉しみ菓子は、ちょっと違う。
「食べる」だけが目的なのだから。
じっくり味わう。

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そんな最近のお愉しみ菓子で、ハマりつつあるのが
源吉兆庵の『陸乃宝珠(りくのほうじゅ)』。(上の写真)
岡山の最高級マスカット「アレキサンドリア」を
求肥で包んで、砂糖をまぶしてある。

まず、見た目から、翡翠のようなグリーンの色が美しい。
そして、この時点では、誰もどんなお菓子かわからない。
食べると、突然、マスカットの香りと味が、口に飛び込む。
マスカットの瑞々しさが、口の中で広がる。
夏がやってくる。
みんながみんな「わあ」と驚いて、喜んでくれる。

だから、和菓子が好きだ。
和菓子はコミュニケーションだ。


Posted by eno at July 21, 2006 12:05 PM


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