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May 08, 2006


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La Precieuse

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ケーキって、そんなに頻繁に食べるものでもないけれど
といっても、自分のお金でメシを食べるようになってから
もう17年くらい東京に住んでいるわけで
50軒以上は、パティスリーに行っていると思うし
「ここは美味しいよ」というお店のケーキは食べに行ったり
あるいは、いただいたりと、ある程度の経験はあると思うんだけど
ここが、たぶん、東京一の味だと思います。

それが、La Precieuse(ラ・プレシューズ)

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5月5日は僕の誕生日だったので、La Precieuseで、家族3人でいただきました。
4コ(1コ多いじゃん)。

オープン時から何度も行っているし、バースデイケーキを頼むこともあるんだけど
いつも持ち帰りだったので、今回は初めてのイートイン。
もうオープンしてから5年も経ちますか。
ちょっと前まで、こういうスペースじゃなかったよね。

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ケーキ屋のイートインのスペースって、満足できない雰囲気が多くて
「どうしてケーキには美しさを追求できるのに、場所は適当なんだろう」と
不思議に思うことが多いんだけど、ここのスペースはよいです。
明るくて、とても雰囲気がよいですね。

明るい店内と、素晴らしい対応の店員を、評価の軸から一生懸命外して
純粋に味だけの勝負をしても、僕にはここがベスト。
どれも美味いってのが素晴らしい。
月単位くらいでメニューも変わるしね。

ケーキ以外菓子類も美味しい。
ヴァランシアもすごくいい。

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「美味しいお店」というのは、好みによって違いがあると思う。
例えば、同じ広尾のケーキ店でも、僕がよく行っていたクレモンフェランなんかは
薦めても「大好き!」という人と「う〜ん」という人がいた。
僕が一番好きなラーメンのAFURIのゆず塩だって、連れて行くと反応は真っ二つだ。
だからグルメ本は、味の評価以外に、嗜好のズレ度を入れてほしいなあといつも思う。
「味:☆☆☆☆ ズレ度:安全」とか「ズレ度;ズレ幅多め」て感じで。
(そういう評価が入った本、欲しいなあ)

La Precieuseは、「ズレ度:安全」じゃないかと思う。
いや、blogを書く者としての責任も考えて、言ってるんだけど。
筑紫楼の「ふかひれ姿煮込みかけご飯」くらいの安全度。
(これもいつも思うんだけど、「店」じゃなく「この品」という本がもっと欲しい)

ケーキ好き、甘いもの好きという人から
「ま、普通に好き」程度の方まで、ぜひ行ってほしい。

広尾の駅から、外苑西通りの右側を、西麻布のほうへ歩いて3〜4分。
順心女子(道の逆側)のちょい先。日赤病院下の交差点のちょい手前。
am/pmの先の路地をちょこっと右折。
月曜休みで、19時までなのでご注意を。

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こちらは、この日で最も「おおっ!」と感動したラオー。
イチゴの美味しさが、果実、ムース、ジュレと
異なる手段とテイストで表現され、それが合わさる設計が素晴らしかった。
よくできとります。おいしゅうございました。


Posted by eno at May 08, 2006 02:31 AM


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