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February 07, 2005
米沢牛

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仕事で、金曜の夜から土日と米沢へ。

東京から新幹線でわずか2時間ちょいだというのに
もう別世界。全てが雪世界。
福島あたりはちょろちょろだけど、山を越えると、雪だらけ。
長いトンネルを抜けると突然雪国。

街は完全に雪が支配。
目に見える景色は、家や木よりも、積もった雪がメイン。
どこまでがホントに積もった雪で
どこまでが除雪によって積もった雪なのかわからないが
道路の両脇は見事な雪の壁。
2車線は全て1車線。
あちらこちらの屋根で雪おろし。
積もった雪で塞がれた家の出入り口を、除雪マシーンで雪飛ばし。
埋もれて使えない自販機。
道路ですれ違う、見たこともない特殊車両。

「雪国の人は大変ね」なんて、なんとなくは思っていたんだけど
「業者に頼んで駐車場の屋根の雪を降ろしてもらったんです」と
聞いた翌日の夜には、Undoのキイを押したみたいに
キレイにまた戻っているのを見て、リアルに厳しいなあと感じました。

で、突然ですが、米沢牛うまし。
信頼ある品質管理と、上質の脂のうまみで
「牛肉といえば米沢牛」とファンが増えてきておりますが、ほんとにうまい。
刺身でもすき焼きでも、ステーキでもうまい。とろべこ汁もうまい。

米沢牛を酒粕と味噌で漬け込んだ
すみれ漬け」が、今出てるBRUTUSの「お取り寄せ」特集で
審査員の二人が、全国2位に挙げる気持ちもよくわかる。
だって、脂がうまいんだもん。

山形は親父の田舎なんで、どこか近さを感じる。
基本的に人がいい、着実でまじめ。
そんな人柄が、単に質の良い肉の味を生み出すだけではなく
万全の衛生管理や、完全な植物性飼料による育成(動物性飼料を一切していない)
前頭検査を経てからの出荷などによって
安心、安全の、信頼性の高いブランド牛を生み出したんだなあと
美味しく食べながら思いました。

BSEで大変なのかと思っていたら
まじめにやっていたおかげで、逆にニーズが高くなっている。
そういう感じなんですよね、山形って。

Posted by eno at February 07, 2005 01:45 PM | TrackBack